第11期全国人民代表大会第5回会議は7日午前10時、「消費拡大、流通の促進と対外貿易の発展」について記者会見を開き、商務部の陳徳銘部長が国内外メディアの質問に答えた。
日本経済新聞:環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に対する中国側の姿勢を聞かせてほしい。中国が今後TPPに参加する可能性はあるか。
陳徳銘:米国は、環太平洋戦略的経済連携協定、私たちがTPPと呼ぶものをアジア・太平洋地域の協力の一つの手段とすることを再び提案した。これは多角的討論の中で共通の目的を持つ一つの手段で、TPPは開放、許容、透明という原則に基づき、世界貿易の多角的貿易体制を尊重すべきだ。また、世界の貿易自由化を推し進めるため、世界貿易機関(WTO)が最も重要であることを認めなければならない。。
中国がTPPに参加するかについて、まずはTPPが開放、許容、透明なものになることを望んでいる。私たちはTPPについて、いくつのグループが設置されるか、何を話し合うか、これらの問題の標準となる要求が中国の国情や現在の発展段階と合うかを研究、評価している。また、中国は日本がTPP参加を決めたことにも注目している。政府の最終的な回答はまだだが、この決定が日本の他の東アジア地域協力への参加に影響しないと信じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月7日