第2四半期に政府による政策調整の動きが強まる可能性
第2四半期は、通貨政策微調整の方針により、マネーサプライと貸付額が拡大すると見られる。時期的に見て、預金準備率引き下げの敏感な時期を近く迎える。人民元為替レートの推移については、上昇余地が拡大することはなく、また、構造的な減税が引き続き推進される見通し。
李慧勇氏は、昨年の基数が低いことから、第2四半期の輸入と輸出は前年同期比でやや回復し、貿易見通しがやや改善されるとの見方を示した。国内では、財政支出の拡大、保障性住宅や高速鉄道などの既定プロジェクトの着工および融資増加、預金準備率の引き下げなど、政府による政策調整の動きが強まると予想される。
「中国証券報」より 2012年4月10日