韓国メディアは、韓国自動車業界が北京モーターショーを重要視する理由は、韓国の自動車の中国市場への依存度が益々高まっていることに直接関係していると指摘している。確かに、韓国の国内市場の規模には限界があり、データからも明らかである。2011年の韓国の自動車生産量は465万8000台で、輸出量は315万1930万台に上る。
それがつまり、中国の自動車市場の地位を示している。「市場を拡大するために、世界各国の大手自動車メーカーの中国における策略は、『中国人が好きなら、どんな車も生産する』というものだ」と強調する韓国メディアさえあるほどだ。
例えば、今回のモーターショーでは『BMW3シリーズセダン』のロングホイールベース使用が初公開された。新型のホイールベースは110メートル延長されており、このシリーズは中国でのみ生産販売される予定であり、「中国ではロングホイールベースの車が好まれる」と伝えられている。
中国自動車市場 欧州の雇用を促進 高利益により海外メディアは「対中友好」
日本の自動車メーカーは、中国市場の成長は依然、著しいものであると考えており、大きな期待を寄せている。日本の城西大学経済学部の上山邦雄教授は、「中国自動車市場の規模は益々大きくなっており、ここ3ヶ月の販売台数は日本の1年分に相当する。今後の発展が注目される。中国政府は今、発展の最良の方向を模索しており、それが自動車市場の現状である」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月24日