(4)中米は現代サービスや知識経済の分野で著しい開きがあり、両国の協力が潜在的に最も可能。中国の国際特許出願数は米国のわずか4分の1強。米国の対中サービスに関わる貿易黒字は01年の10億ドルから10年には178億ドルに拡大した。
中米欧の産業協力と競争関係について、米国商工会議所のドノヒュー会頭は「世界の3つのエンジンが協力すべきだ。対抗すればどこにとっても損。グローバル経済の減速と景気回復の歩みが遅々として進まない中、保護貿易主義が台頭してきている。こうした情況にあって、中国は関税を引き下げ、非関税措置を廃止し、貿易の促進と投資の利便化をはかり、サービス業の市場参入を拡大すべきだ。特に新興市場の相互の貿易と投資を拡大し、発展を共有するバランスの取れた成長を実現すると同時に、中日韓の自由貿易圏を構築すべきだ」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月3日