第5回中日韓首脳会談が、5月13-14日に北京で開催された。中国外交部アジア司の羅照輝司長は14日午後、国内外の記者に対して、本会議の関連状況と成果を説明した。中国新聞社が伝えた。
羅司長は「1・1・3」という3つの数字により、本会議の具体的な成果を挙げた。
・1つの合意
本会議において、3カ国は中日韓自由貿易協定(FTA)交渉を年内に開始することで合意した。羅司長は、「10年前の2002年、中日韓の代表者は、自由貿易区設立に関する学術研究を開始することで一致した。10年の期間を経て、ついに成果が得られた」と語った。
・1つの協定
本会議において、3カ国の代表者は投資協定に共同署名した。羅司長は、「同協定は5年間の交渉を経て、3カ国が初めて合意に達した法的文書で、FTA交渉の重要な基礎となる」と述べた。
・3つの文書
羅司長は、「本会議では一つの共同宣言が発表され、その内容は豊富で多岐に渡った。1つ目は政治相互信頼の促進、2つ目は経済貿易提携の深化、3つ目は持続可能な発展に関する提携の強化、各国の協力における新たな成長点の模索、4つ目は人文交流(特に若者の交流)の推進、5つ目は国際・地域範囲での提携と交流の強化である。また3カ国は、農業および林業の実質的な提携に関する、二つの文書を発表した」と紹介した。