ミルウォード大中華エリアの研究開発総監の譚北平氏は、取材に応える中で次のように述べた。7年前にはじめてブランド100強ランキングを発表した時には、中国ブランドは中国移動ただ1つだった。今年は13ブランドがランク入りし、中国ブランド全体で100強の価値の11%を占めた。中国移動、工商銀行、建行、百度、騰訊、農行の6ブランドは上位50位入りを果たしている。
譚氏によると、今年初めてランク入りした茅台はぜいたく品ではなく、白酒の一種とみなされているが、ぜいたく品とされる他の国際的ブランドと比較した場合、そのブランド価値はルイ・ヴィトンやエルメスに次ぐ高さにあり、文化的な含有量の高い中国独自ブランドとして極めて高い競争力を備えているという。
中国企業海外発展センターの孫飛主任によると、中国ブランドが多数ランク入りしたことは、中国経済の実力と水準の上昇をより一層物語るものであり、中国企業のブランドと国際化意識の向上を物語るものでもあり、中国企業の市場化、ブランド化、国際化の流れが一層強まるのにともなって、今後さらに多くの中国ブランドが世界100強入りすることは確実だという。