▽科技ブランドが急速な勢い
今回のランキングでは科学技術系ブランドが主導的な位置を占め、トップ3はアップル、IBM、グーグルだった。中国の科学技術系ブランドをみると、百度が前回の29位から今回は25位に上昇し、騰訊が52位から37位に上昇した。譚氏は、「ここから容易にうかがえることは、現代は技術が王道を行く時代であり、中国ブランドにもこうし
た流れが体現されているということだ」と指摘する。
ある業界関係者の指摘によると、技術は人々の生活のあらゆる面に深く入り込んでおり、ブランドに対する消費者の期待も各種新技術の出現を受けて高まる一方だ。中国ブランドの情況もこうした流れを裏付けている。
前回と今回を比べると、百度のブランド価値は8%上昇した。騰訊はより急速で19%上昇し、1位のアップルと並ぶ上昇率になった。
孫主任によると、中国の科学技術ブランドの進歩は中国の科学技術の水準、研究開発の水準の進歩を如実に映し出すものだ。だが中国企業の技術系ブランドは世界で頭角を現し始めたとはいえ、まだアップルやIBMのような世界的なトップレベルブランドはない。このため科学技術のイノベーションや市場化、国際化、ブランド化に向けた取り組みを強化することが必要だという。