曹さんが述べたところによると、海底撈の昨年の売上高は22億元、利益は約3億元で、全聚徳の18億元と1億3千万元を抜いたという。海底撈がこれだけの業績を上げ、外食産業企業の中でよく名を知られるようになった最大の原因は、従来の外食産業の枠を越えた「スーパーサービス」にある。海底撈の店舗では、無料のネイルアートや靴磨きサービスを受けられ、眼鏡をかけている客には眼鏡ふきがプレゼントされ、トイレには歯磨き粉や歯ブラシ、スキンケア用品まで揃っている。とはいえ、国内市場で人気を博すこれらのサービスを海外の店舗にそのままもっていくかどうか、サービスが海外の客に受け入れられるかどうかは、まだまだ未知数だといえる。
「人民網日本語版」2012年6月6日