日本を挟撃する二重の老化現象

日本を挟撃する二重の老化現象。 前代未聞の超高齢社会に突入しようとしている日本だが、もう一つの悩ましい問題が緊迫化している。インフラの老朽化である。高度成長期に建設された日本のインフラが現在、続々と更新の時期を迎えている。長年にわたる財政難から各地では新プロジェクトが実施できず…

タグ: 超高齢社会 インフラの老朽化 高度成長期 首都高速 

発信時間: 2012-08-04 11:34:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

財政がひっ迫しているからといって、この状況を放置すれば、早晩大事故が起こるのは必然である。人命にかかわることであり、喫緊の問題である。とはいえ、寿命を迎えたインフラ設備を等しく修復すれば、財政は破綻する。この困難な状況をどう対処すべきだろうか。

修復を強化すれば費用は確実に増える。しかもその効果は理想的なものではない。高度経済成長期に集中してインフラ整備がなされたことが、今になって面倒をもたらしている。当時のプロジェクトは厳格な工程を経て作られたものが少ない。図面すら見つからないようなありさまのプロジェクトも数多いのだ。これでどうやって修復できるのか。図面が残っているようなプロジェクトでも、実情と合っていないことから、改めて実測しなければならない場合もある。老朽化した設備の危険度を確認するため、施工スタッフは橋のアーチに沿って足場を作る必要があると同時に、車両通行制限をするため、これらの費用や時間もばかにならない。

現状において修復用資金が得られる見込みがない以上、異なる方法を考えるしかない。すなわち現状のインフラ施設の統合である。つまり学校や政府機関、公民館といった施設のうち、激しく老朽化した施設を廃止することである。これはすでに手法の一つとして採用されている。ただしこの手法は建築物に限られ、道路や橋梁、給水施設等のインフラ施設では採用されていない。

 

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