8月15日、宣言どおり、家電製品電子商取引大手間の価格競争が始まった。京東商城、蘇寧易購、国美商城の中国電子商取引大手3社の家電製品ネット販売価格は真っ向から対抗し合い、誰も一歩も引かない状態となった。16日付中国証券報が伝えた。
◆価格戦争 度胸ある価格引下げで品切れ続出
会社員である方さんは蘇寧易購と京東商城のサイトを通して、以前から注目していたテレビの価格がどのくらい下がっているかを比較した。方さんは、あるブランドの52インチ3Dインターネットテレビの購入を以前から考えていた。このタイプのテレビの原価は1万5000元である。15日、蘇寧易購の価格は既に1万1814元まで下がり、京東商城も同じ価格まで下がっていた。しかし、京東商城のサイトの在庫表示は既に品切れとなっていた。
このように、価格が最低ラインまで引き下げられた商品が品切れとなる現象は、程度に差はあるものの、多くの電子商取引サイト(ECサイト)で見受けられた。淘宝網のサーチエンジン「一淘網」が行っている「ECサイトの価格比較実況中継」を見ると、同じタイプの商品でも、蘇寧、京東、国美ではそれぞれ値段の差があり、品切れも発生していた。中でも、最安値まで引き下げられた商品の品切れは深刻だった。
「一淘網」の統計によると、15日19時の時点で、価格が最安値まで引き下げられた商品は、京東商城では346点、蘇寧易購では187点だった。しかし、ネットユーザーによると、京東商城では多くの商品の在庫表示が品切れとなっていた。