▽解読
・経済が安定的に回復
UBS銀行エコノミストの汪涛氏は、「米国経済の復興に向けた基盤がより堅固になっていることから、中国の輸出増が安定化する見通しだ。中国国内では短期間内に信用貸付増加が加速され、社会全体の融資規模の大幅拡大が促されることで、国内投資の回復が促される。また需要全体が安定的に持ち直すに伴い、企業の在庫圧力が緩和される。中国経済は第4四半期より、前四半期比で安定的に回復するだろう」と指摘した。
・1人当たり可処分所得の増加の理由
人民大学経済学院の劉元春副院長は、「第1-3四半期に各地で1人当たり可処分所得が増加したが、その主因は経済成長だ。また今年は財政移転支出が拡大されており、補助金・税収返還等が強化された。各地の最低給与指導ラインの切り上げは、主に低所得層のみに影響を与えており、1人当たり可処分所得の増加に対する影響は小さい」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月29日