中国国家統計局のデータによると、中国の10月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.7%上昇、伸び率が前月を0.1%した回った。2012年以来、CPIの伸びは全体的に縮小し続けており、10月の前年同期比伸び率は年内最低水準となった。しかし、様々な影響により、CPIを押し下げる要素は既に無く、2013年第1四半期には全体的に緩やかな上昇傾向を示すと見られている。また、物価上昇の圧力及び外貨購入に伴う自国通貨の放出額の増加などの影響を受け、預金準備率の追加引き下げの可能性は極めて小さいものの、それでも現実には、追加引き下げの可能性を裏付ける要因も依然多く存在する。12日付中国証券報が伝えた。
CPIが底打ちして上昇傾向に転じる要因は主に3つ。一、マクロ経済の動向及び、それに伴うマクロ政策の変化。現在、世界の主要国家・地域は依然、景気の低迷、特に実体経済の成長の減速という苦境に立たされている。ここ半年間、中国は経済の安定的成長の維持を実現するため、利下げ、預金準備率の引き下げ、大規模な投資プロジェクトの集中的な実施などの一連の政策を講じてきた。一定期間の停滞を乗り越え、これら政策の効果が徐々に現れ始め、物価が上昇する要因となった。二、欧州、米国、日本に代表される世界的な金融緩和政策は、世界市場における大口商品の価格を引き上げ、輸入型インフレと物価上昇の圧力をもたらした。三、季節要因と周期性の要因によって、物価は上昇圧力に直面している。
国家统计局数据显示,10月全国居民消费价格总水平同比上涨1.7%,环比下降0.1%。而今年以来,CPI增长速度总体上持续回落,10月同比涨幅最低。但受当前多重因素影响,CPI已失去下行动力,明年第一季度将总体呈现缓慢上行趋势。有观点认为,受物价上行压力及外汇占款增长等因素影响,降准成为小概率事件,但事实上仍有诸多因素支撑降准可能性。
CPI触底并成上行趋势主要受到三因素影响:一是宏观经济形势及由此引致的宏观政策变化。当前全球主要国家和地区仍在对抗经济下行尤其是实体经济下行。近半年来,我国为稳增长已实施降息、降准、密集启动重大投资项目等一系列措施,在渡过一段滞后期后,上述措施将逐渐显效,从而为物价上涨创造条件。二是以欧美日为代表的全球性宽松货币政策将推高世界大宗商品价格,并可能导致一定程度的热钱流入,从而形成输入性的流动性膨胀和物价上行压力。三是季节性和周期性因素使物价面临上涨压力。