▽日本車メーカー、展示規模の縮小は無し
日本車の販売台数は3カ月連続で減少し、歯止めがかかる気配もない。猛追する欧州・韓国車は日本車のシェアを奪いつつある。日本車にとって年末の商戦は、今年の販売成績だけでなく、中国市場における今後の動向をも決定するものだ。
2002年の第1回開催から、日本車メーカーは広州モーターショーに欠かさず出展する主要企業であり、展示面積が年々拡大し続け、新たなコンセプトカーが続々登場することで有名だ。広汽トヨタ、広汽ホンダ、そして設立したばかりの広汽三菱など、広州汽車との合弁会社が多いことからも、日本車が広州を重視していることがわかる。
10月以降、日本車のマーケティング活動が徐々に回復している。日産、ホンダ、トヨタは被害を受けた車のオーナーやディーラーへの対応措置として、様々な補償プランを打ち出し、「傷ついた心」を癒す一方、大々的な割引キャンペーンも実施している。