セブンイレブン北京エリアはFC加盟契約の申請者に特別な条件を設けている。設備は本部が提供するが、申請者は自分で店舗を準備し、内外装を行わなければならない。自己資金は70万元以上必要で、運営委託経営の申請者に求められる28万元を上回る。また申請者は自ら営業許可証や関連の経営許可証などを取得しなければならない。セブンイレブンはこれまで四川省成都市や山東省青島市でFC加盟店をオープンさせている。
ある小売産業の関係者は、「FC加盟契約をスタートさせたことは、本部の加盟店に対するコントロール権が弱まったことを意味するが、加盟店のオーナーの利益の取り分は多くなる。運営委託契約のオーナーは店舗の経営管理の権利をもつだけで、本部の指導に100%従わなくてはならない。だがFC加盟店はこれと異なり、オーナーが店舗にかかる費用の一部を負担するため、一定の提案権と決定権をもつことになる」と話す。