◇改革のロードマップとタイムテーブルを明確に
中国の社会各界は、改革の深化を大いに期待している。会議は、制度改革を全面的に進めるためのトップレベルの構想と全体計画を検討し、改革の全体案、ロードマップ、タイムテーブルを明確にすると強調した。
連平氏によると、「改革の全体案、ロードマップ、タイムテーブル」という表現は多くの人を奮い立たせた。これは、今後の改革が具体的事項に限られずトップレベルの構想となり、部分的でなく全面的に検討され、スローガンにとどまらず、具体的な実施の重点と段取りが設定されることを意味する。
中国経済が構造調整とモデル転換で困難に直面する原因は、体制とメカニズムにある。改革を深化させ、利益強固にかかる圧力と制約を解くことは社会の共通認識となっている。政府の役割、所得配分、独占業種、金融体制、戸籍制度、社会管理体制などの分野の改革推進が待ち望まれている。
姚景源氏は、「中国共産党第18回党大会の報告で、経済体制改革の核心問題は政府と市場の関係をうまく処理することだとされた。次段階は改革を通して政府の役割の転換を加速し、政府の公共サービスと社会管理における役割を強化する必要がある。それと同時に、各経済主体の活力を引き出し、各種の所有制が生産要素を平等に使用し、市場競争に公平に参加でき、中国の経済成長に絶え間ない活力と原動力がもたらされるようにしなければならない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月17日