中国初の独自開発
華能山東石島湾核電有限公司の張愛軍・紀律検査委員会書記は、「同プロジェクトはすでに、第一層のコンクリート注入を完了した。2年内の主な課題は建築で、毎年3億元が投じられる見通しだ」と語った。
計画によると、投資規模や竣工後の発電量のいずれの面から見ても、石島湾原発は中国最大の原発プロジェクトである。計画されている最終的な設備容量は約660万kW、投資総額は1000億元、施工期間は20年に達する。
2011年3月1日、7年間の計画準備を経た石島湾原発は国務院の審査を通過し、着工を控えていた。しかし10日後の福島原発事故により、石島湾を含む全世界の原発が停滞に陥った。
現在も、世界原発産業を覆う陰は、完全に消えさっていない。石島湾原発は12月9日の着工当時は非公開とされ、12月21日に第一層のコンクリート注入を完了してから、わずかな情報が公開された。