▽期待その6:高級車の消費が理性的に
2012年、乗用車輸入台数は百万台の大台を突破した。この優れた成績からも、自動車消費大国である中国が、排気量とサイズの大きい高価格の自動車を過度に追求している事実が伺える。
国は排気量に基づく車船税の徴収制度を打ち出し、排気量の大きい大型高級車の消費を制限しようとしているが、効果は薄い。2013年、高級車の消費がより理性的になることを期待する。
▽期待その7:A00クラスの自動車に対する支援策の登場
上述したとおり、高級車は中国市場で大いに人気を博しているが、一方でかつてからあまり人気のなかったA00クラスの車(超小型車)が政策の変化に伴い絶体絶命の危機を迎えている。
2012年の広州モーターショーで、A00クラスの新車種を発表したメーカーはゼロだった。これは中国の自動車市場と自動車業界にとって悲しい出来事だ。
車の増加に伴う矛盾が激化する今、高級車の消費が理性的になる事を期待するとともに、A00クラスの超小型車の発展を政府が力強く支援することを期待する。