露紙の記事によると、「大規模なインフラ投資と海外資金の投資に依存した発展モデルが既に時代遅れとなりつつある中、中国が今後取り組まなければならない主な課題は、経済の方向を、イノベーションによる発展へと切り替え、エネルギーの利用効率を高め、国内の需要の拡大に力を入れることである」との見方を示すアナリスが多い。
長年、中国を研究している米経済専門家の竜安志氏は「仮に中国がここ数十年の経済戦略を引き続き推し進めれば、深刻な危機に陥ることになるだろう。コストは拡大し、中国の労働力は世界での競争力を失い、エネルギーと資源の輸入が輸出業の成長を抑制し、資本は中国から、より高利益で開放された市場へと流れていくだろう」との見方を示している。
同記事は「中国の全面的な改革は長期的なものとなるだろう」と見ている。現在の中国の指導層は、金利と銀行融資という従来の手法で経済を刺激しており、2012年末には政策の効果がある程度表れ始めると見られる。