天相投資顧問有限公司の林義相社長は「海外投資家による底値買いで相場を下支えするとの見方は見当違いである。A株の流通市場は中国の資本市場において、市場化レベルが最も高いところであり、機関、個人、また国内資金、海外資金関係なく公平に投資ができる市場である。特定の時期に特定の資金を放出して底値買いを促すようなことはあり得ない。中国国内にこれだけ豊富な資金があるのだから、底値買いしたければ、いつでも実行できる」と指摘する。
林社長は「ある種の視点から見ると、QFIIはA株市場の安定に効果を発揮している。海外投資家は、相場低迷が深刻な状況にあっても、それほど悲観的な見方をせず、相場が高騰しても、楽観しすぎることはない」と話す。