■円安とデフレ脱却
生産・製造業の回復を刺激し、活発な経済活動を支えるため、日本は流動性を高める以外に、安全基準を高めた上で原発を徐々に再開しようとしている。これは国内に良好な生産条件を整えるための基礎となる。
安倍首相は貿易振興の新政策を講じ、「輸出型」経済の日本の国際競争力を高めようとしている。その最も直接的な手段が円安だ。日本の貿易は依然きびしい状況にある。最新統計によると、貿易バランスの悪化に伴い、経常収支の黒字は3カ月連続で減少した。だが新指導層が登場し、明確な円安メッセージを市場に送ったことで、円は過去3年半でもっと安くなり、最近の下げ幅は20%近くに達した。輸出統計の改善が期待される。