王氏によると、海外業務の現地化レベルの向上の面では、多くの中国資本銀行がリテール業務の営業許可証を取得して、引き続き所在国の市場への浸透をはかる見込みという。
招商銀行本店の唐志宏副頭取が今月6日に述べたところによると、企業や人民元の海外進出プロセスが加速的に推進されるのにともない、中国資本の金融機関は今後、企業の海外進出に伴って、または企業の海外進出で発生した国境を越えたサービスのネットワークやルートの建設問題に直面することになる。このような事業のチャンスをつかまえたいと思うなら、中国資本金融機関は国境を越えた多元的なサービスのルートを積極的に開拓することが必要になるという。
また唐副頭取によると、海外の代理行との協力を積極的に模索するほか、中国資本金融機関は自前の海外機関の配置を一層整備する必要がある。特に中国経済とよくかみ合い、人民元の受け入れに積極的な国、国際金融サービスの能力が高い地域では、M&Aや支店機関の設立という方法を通じて、サービスネットワークのカバー範囲を絶えず拡大する必要があるという。