◇実体経済を救う:「流動性の逼迫」が反映する政策意向
専門家によると、今回の「流動性の逼迫」で中央銀行は市場救済に手を出していない。あたかも消極的行為にみえるが、その背後には主導的な戦略的選択がある。
「ある意味、これは政策による主導的調整で、バブル崩壊後の受動的調整ではない。金融の安定維持に有利で、不動産や地方政府融資プラットフォームがあまりりに多くの資金を占用し、実体経済を押し出している状況を変えるのにも有利になる」と中国国際金融(CICC)の彭文生チーフエコノミストは指摘する。
国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長は、最近の金融市場の変動は金融市場の構造調整のあらわれで、金融資源が実体経済に流れるのを促すとの見方を示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月25日