人民銀が今週、オペによる資金吸収を全面的に見送り、加えて市場のムードを安定させるための発言を繰り返し行ったことで、市場の資金供給状況は日々改善に向かっている。データによると、27日、翌日物と7日物の質権設定式レポレートの加重平均はそれぞれ5.44%と6.76%で取引終了し、いずれも5日連続で低下している。
市場関係者は、上半期末要因の影響が緩和するにつれ、今後一定期間、市場の資金供給状況は更なる好転に向かうとの見通しを示している。「7月初頭に銀行が預金準備金の追加上納を行うことと、7月の季節要因による財政資金の増加などを考慮すると、資金の供給状況の大幅な改善は7月下旬以降になる見通しだ。より長期的な視野で見た場合、この度の資金供給状況の激しい変動から、金融機関は一様に流動性の管理の重要性を認識した。金融リスクに対する監督 管理政策が引き続き実施される中、今後、銀行間市場の資金供給状況は需給のバランスがぎりぎりで保たれると見られる。しかし、今回のように流動性がほぼ停滞するという極端な状況が再び発生する可能性は小さい」との見方を示している。
(新華網日本語)2013年6月30日