ある分析によると、現在の三大メーカーの勢いから考えると、今年下半期には世界初の自動車販売台数1千万台達成に向けて各メーカーがラストスパートをかけるとみられるが、諸々の要因を総合的に考えれば、決戦は来年に持ち越されることが予想される。
海外メディアの報道をみると、VW内部では18年の目標を調整しつつあり、22年の目標設定の取り組みも始まっている。中でも目標達成に向けて最も重要な作用を及ぼすのはやはり中国市場だという。VWの計画によると、18年をめどに中国での年間販売台数を400万台に引き上げる予定で、そのために今後3年間で中国市場に98億ユーロ(約1兆2749億円)を投入して生産能力とネットワークを拡大するという(一汽VW、上海VWとの共同投資)。12年の販売台数は280万台、このうち中国現地生産車は260万台で、この年の中国での生産能力およびネットワークの容量が200万台だったことを考えれば、運営にはかなり大きな負荷がかかっており、限界に達していたといえる。ヴィンターコーン社長は、18年までに世界に新工場を10カ所以上建設し、このうち7つは中国で建設する予定だと話している。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月22日