日本貿易振興機構(ジェトロ)は14日、今年上半期の日本の対中輸出額が4年ぶりの低水準になったと発表した。中日外交関係の緊張による影響の他に、中国のインフラ投資の減速もまた、日本の対中輸出を抑制した。データによると、日本の対中輸出の減少により、米国が5年ぶりに日本の最大の輸出市場となった。8月15日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル誌が伝えた。
ジェトロの提供したデータによると、今年上半期の日本の対中輸出の減少率(前年同期比)は、昨年下半期の14.8%から16.7%に拡大した。これにより米国は5年ぶりに日本の最大の輸出市場となった。日本の今年上半期の対米輸出額は660億ドルとなり、対中輸出額の610億ドルを上回った。
安倍晋三首相は、新興経済国との経済・貿易交流により、日本国内の経済を刺激しようとしている。しかし中日関係の長期的な緊張状態は、この目標実現の責任を担う指導者に、重い課題を背負わせている。