まもなくロシア・サンクトペテルブルグで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の議長国ロシアは、グローバル経済を背景として、成長と雇用を今回のサミットの中心に据えるとともに、8つの優先的テーマを設定した。▽強く持続可能でバランスの取れた成長の枠組▽雇用▽国際金融の枠組改革▽金融の監督管理の強化▽エネルギーの持続可能性▽発展▽多国間貿易の促進▽反腐敗、の8テーマだ。また成長の枠組と国際金融の枠組改革というテーマの下に、▽投資・融資▽政府債務の持続可能性という2つの新しい特別テーマを設定した。人民日報海外版が伝えた。(文:黄薇、中国社会科学院世界経済・政治研究所グローバル統治研究室副主任)
強く持続可能でバランスの取れた成長の枠組をめぐり、G20サミットの通常討論のテーマとしてグローバル経済の展望、メンバー各国のマクロ経済政策の相互評価などが設定された。今回は通常の活動のほか、政策の評価を重点的に行い、特に財政政策の数量化の方法の設計、中長期の財政目標の設定戦略、波及効果の影響、リバランス問題などを重点的に話し合う。また今回の成長の枠組活動チームは問責評価のプロセスを初めて取り入れるとともに、サミットで問責評価の結果を発表する予定だ。執行力のあるG20は、G20の長期的な発展にプラスになる。