国際金融の監督管理の分野では、G20の枠組内の金融安定委員会(FSB)がますます重要な役割を発揮している。今回のサンクトペテルブルグサミットでは、FSBのメカニズム化構想を基本的に完成させ、シャドーバンキングシステムへの監督管理の強化もうち出す見込みだ。
貿易をめぐるテーマは宙に浮き、隅に追いやられた状態に陥っているとみられる。貿易保護への反対はサミットの宣言に毎回組み込まれるが、成果は微々たるものだ。グローバル貿易の投資情況の変化について、G20の反応は非常に遅く、失望が広がっているといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年8月27日