◆中国での驚異的な利益率
スターバックスの中国における高利益率は、同社の業績報告によって示されている。同社の2013年度第2四半期報告によると、同期の中国・アジア太平洋地域における営業収入は、前年同期比22%増の2億1360万ドルに、営業利益は0.1%増の6830万ドルに、営業利益率は32%に達した。一方でアメリカ大陸の利益率は21.1%、欧州・中東・アフリカ(EMEA)の営業利益率は1.9%のみだった。中国・アジア太平洋地域の営業利益率は欧米を大きく上回り、欧米などの地域の16.8倍に達することが分かる。
高利益率は、スターバックスの中国での急成長を支えている。同社の中国公式サイトによると、同社は中国ですでに1001店舗を開店しており、2014年には中国が米国に次ぐ世界2位の市場になる見通しだ。同社はさらに、2015年には大陸部で1500店舗を運営する計画という。