◆ネットユーザー、理性的に値下げを希望
スターバックスの暴利に関する議論は、同社に一斉に批判を浴びせる内容にはなっていない。多くの人は、「市場経済に基づき企業は自主的に価格を設定できる。ぼったくりたい側とぼったくられたい側が存在するだけで、非難するわけにはいかない」としている。コラムニストの劉遠挙氏は、「西側諸国の経済学の基本的な理論によると、価格を左右するのはコストではなく希少価値だ。スターバックスが提供しているのは文化的な体験であり、販売しているのはステータスだ。これがスターバックスの希少価値と市場における地位、そしてその地位がもたらす高い価格設定能力を左右している」と指摘した。
グローバルビジネスサービスユニット大中華区企業コンサルティング担当の陳果氏も、「高利益率は高額の価格設定のみではなく、人件費などの原因による可能性もある。価格設定と利益の関係については、需給関係の他にも在庫の回転率によっても左右される。中国のスターバックスの回転率は米国を大幅に下回り、一部の人は数時間居座ることもある。これも価格を引き上げている原因であるかもしれない」と疑問を呈した。
しかしネットユーザーの多くは、スターバックスの価格がより「リーズナブル」な、1杯10元(約160円)になることを希望している。(編集YF)
●は金へんに白
「人民網日本語版」2013年10月22日