ソニーの平井社長、「無用の長物」と化した家電事業にメス

ソニーの平井社長、「無用の長物」と化した家電事業にメス。

タグ: ソニー家電事業

発信時間: 2014-02-11 19:23:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ◆ワン・ソニー

 ソニーは中国市場で、ソニー(中国)、ソニーモバイルコミュニケーションズ、ソニー・ミュージック、ソニー・ピクチャーズなど独立した子会社を持っており、その他の市場においてもほぼ同様だ。平井社長は2012年上半期の就任以降、16カ国の子会社を訪問し情報を集め、中国だけで3回も訪問した。平井社長はその後間もなく「ワン・ソニー」という戦略を掲げ、社内資源の統合を求めた。

 ソニー社内では、各部門がそれぞれ勝手な経営をするという、「大企業病」が長く存在している。平井社長は調査の中で、社内の4部門がタブレットPCを同時に開発していることに気づいた。平井社長は部門を跨ぐユーザー総合体験部門を設置した。同部門はデジカメ、テレビ、ゲーム機、AV機器、パソコンの製品計画を総合的に評価し、方針を決定する権利を持ち、これを直接指導できる。タブレットPCの製品名についても、平井社長は直接「Sony Tablet」と命名した。ソニーのすべての製品シリーズは独自の名称を持ち、テレビはBRAVIA、ノートPCはVAIO、デジカメはサイバーショット、携帯電話はXperiaと呼ばれる。

 製品名は当然ながら表面的な変化であるが、実質的な変化も生じている。例えばソニーが発売したXperia Zは、1300万画素の裏面照射積層型CMOSという、サイバーショットのカメラ機能を搭載しており、ディスプレイとエンジンはBRAVIAから来ている。同製品は平井社長の「ワン・ソニー」戦略が、ハード面で実行された証拠とされている。

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