経済参考報の記者が第115回中国輸出入商品交易会(広交会)で複数の輸出企業を取材したところ、彼らは労働力や土地などのコスト上昇により、大きな圧力を感じているという。価格交渉力で劣勢にある中小企業は特にそう感じており、高いコストがもともと多くない利益を蝕んでいる。
霍氏によれば、中国の労働力や土地などのコストは持続的な上昇期にあり、従来の労働集約型産業の競争力が衰えつつある。コスト上昇の影響で、中国の労働集約型産業の輸出注文や生産能力が周辺国に移転する状況が目立ってきている。「海外進出」の加速、産業構造の調整、過剰な生産能力の消化の過程において、国内の伝統産業の競争力強化と同時に、輸出の安定を図る成長メカニズムにも配慮する必要がある。構造調整を加速するには特にハイエンド製造業における外資利用の問題に取り組み、国内の伝統産業の競争優位性を高める必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月6日