試算によると、中国のタクシー120万台、燃油使用のバス50万台をすべてEVに切り替えれば、一年間で燃油345億リットルを節約でき、二酸化炭素(CO2)の排出量を8737万トン削減することができる、。
新規の国家エネルギー委員会の第1回会議では、エネルギーの生産・消費モデルの変革を推進することが求められた。エコ文明に基づく美しい国の建設に努力することは、中国政府が国民との約束だ。クリーンな新エネルギー車を発展させることは、中国の為政者が国を治めるビジョンを実現する上での重要な方法の一つだ。
だが中国の現在の新エネルギー車技術は先進国とではまだ相当な開きがある。業界関係者の間では、電池技術はEV発展の最も重要で、最も費用がかかり、最も困難な部分であるとの見方が一般的だ。同協会の董揚事務局長によると、中国のEVの発展には海外の進んだ技術の導入が必要であり、業界を越え、国を越え協力が必要だ。政府は技術的には中立を保ちつつ、企業の協力やイノベーションが深く進展することを奨励しなくてはならないという。