ロイター通信は、サイバーセキュリティーをめぐる一連の中米両国の論争が始まって以降、パソコン技術は「二か国関係における緊張の高まる分野となっている」と評し、中国は現在MS社のWindowsOSとGoogle社のAndroidOSを追いかけ追い越そうとする本国企業への技術的サポートをしているとした。
25日、倪氏は『環球時報』の記者に次のように語った。我々が国産デスクトップ開発を手がける理由は情報安全のためだ。OSは最も基本なソフトウェアだ。OSがコントロール不可能なら、監視されることになる。わが国では今多くの重要部門が困難に直面している。例えば会議中に携帯を使用してはならない。パソコンがウイルスに感染すれば、メールがなくなってしまう。国産デスクトップOSの開発と応用によって、我が国における重要情報の安全性がより高まるはずだ。一般ユーザーもまた然り。プライバシーの保障にもなる。
第二、産業の視点から見ると、国産システムの発展を通じて、アップル、グーグル、マイクロソフトに次ぐ世界第4のOSになり、海外企業による独占状態を打ち破れることを期待している。一旦自分たちのOSを手に入れると、それを基に中国独自の「生態システム」が構築でき、情報分野のハードウェアとソフトウェアの発展をけん引し、中国経済構造全体のグレードアップに大きく寄与できる。