龍里県は貴陽市の近くにある人口わずか22万人の小さな町だ。数年前、広州等からのビジネス調査があったものの、結局プロジェクトが周辺他県に回された。理由は交通が不便だからだという。
だが、今はすっかり様変わりした。建設中の貴陽―広州高速鉄道は龍里を通るというニュースが伝わると、龍里は一晩のうちに「金の鳳凰」に変身し、ほぼ二日おきに広東省からのビジネス調査団が市場調査にやってきている。「我々のハードルは今高いよ。一部のプロジェクトには興味がないのだ」と地元役人が強気に話す。
高速鉄道は変革であり、社会の流れを変えるものでもある。2011年、我が国の都市化率は51.27%に達しており、都市部人口が初めて農村人口を超えた。2020年には都市化水準が60%を突破すると見込まれる。同じく2020年、『中長期鉄道網計画』によれば、我が国では時速200キロを超える高速鉄道の運行総延長距離は5万キロに達することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月2日