特にモバイルインターネットの発展に伴い、後進地域も「カーブで追い越す」という機会に恵まれる。携帯支払率の上位都市トップ10の中、7つが西部地域にあり、うちラサが14.48%という比率で中国最高携帯支払率都市にランクイン。
ハーバード大学アジアセンターのウィリアムチーフ研究員は、「中国経済におけるサービス業の比率が拡大しつつあり、サービス業の従業員はすでに工業界を超えている。アリババのようなネット会社による消費者・小企業への影響はこれまでの想像を遥かに超えている。最近の中国の経済成長も純輸出けん引に頼ることなく、国内需要によるものだ」と指摘している。
第三、インターネット業界は革新・開放・融合という姿勢で家電・金融・医療・教育・観光・娯楽といった従来のあらゆる分野にすっかり浸透し、オン・オフラインのビジネス活動全般とつながっている。勢いよく成長するネット経済は消費けん引・内需拡大というグリーン成長の新エンジンになっている。五年前、よく売れたものと言うと、サムスンや長虹のテレビだったが、今では、それに取って代わって楽視(LeTV)や小米(Xiaomi)が登場している。