今回のIPOは米国投資家から関心を集めただけでなく、世界に今日の中国を知ってもらうきっかけにもなっている。ニュースサイトのビジネス・インサイダーが9日、今アリババがアマゾンにとって大きな脅威になるということを誰もが知っているが、しかし殆どの人が決してこの電子商取引の巨人を真に知っているわけではない、と報道した。当該サイトはアリババのIPOロードショーをビデオに収め、次のように締めくくった。アリババは世界で最も活気あふれるネット取引商であり、2億7900万人という活発な消費者を保有している。ネットユーザーが6億1800万人にも上る中国において、携帯利用人数は3カ月で2500万人のペースで増えており、スマートフォーンはネットショッピングを推進する役割を果たしている。なぜなら「中国のユーザーが携帯に頼り切っている」からだ。アリババは中国の携帯利用者のライフスタイルをリードする戦略をとっている。
英国放送協会(BBC)サイトが8日の記事で、中国にはビッグサイズが好まれる傾向があるが、今回のIPOの規模は「たとえ中国基準で測っていても巨大すぎる」、馬雲(ジャック・マー)は中国を変えつつある、ここ数年アリババは世界に中国の中産階級とその購買力の台頭を見せつけたと評論した。