中国が鉄道建設を推進 海外で影響力を拡大

中国が鉄道建設を推進 海外で影響力を拡大。 習近平国家主席は今月、インドとスリランカを訪問する。今回の外遊により、中国は南アジアでの影響力を拡大できるほか、鉄道技術の輸出を促進できる…

タグ: 鉄道 インド スリランカ

発信時間: 2014-09-14 09:11:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

趙教授は、「(このやり方は)コストが高くつきすぎ、中国は最終的に収益を得られないかもしれない。しかし経済面の損失は、帳消しにされる。例えばペルーとブラジルを結ぶ鉄道は、パナマ運河に代わる選択肢になる。パナマ運河の輸送コストは、過去5年間で倍増した」と指摘した。中国鉄道専門家の王夢恕氏も、「中国は往々にして鉄道建設により、エネルギーと資源を獲得する」と述べた。

しかしこの巨大なプロジェクトは、竣工が困難だ。タイ軍事政権は先月、中国とタイを結ぶ230億ドルの鉄道プロジェクトを承認した。同プロジェクトは、2021年の竣工を予定している。同鉄道は、アジア横断鉄道計画の一部分であり、始発駅は昆明、終点駅はシンガポールに設置される。しかしミャンマー鉄道運輸大臣は、「国民の環境・社会問題に関する強い反対を受け、ミャンマーのヤカインと昆明を結ぶ1215キロの鉄道建設計画が取り消された」と述べた。中南米で、コロンビアの大統領は2011年に、中国から支援を受け太平洋鉄道網の建設を目指す計画を打ち出したが、その後は何の進展も見られない。

中国・中南米のプロジェクト交渉担当者は、「このような協定がどこまで実行に移されるかは、現時点では不明だ。大型プロジェクトの交渉を進め、その後何の進展もなかったとしても、それはよくあることだ。双方の誠意が十分であるか否かは、判断しがたい」と語った。陳氏は、「中国は他国との協力を深化させ、プロジェクトの順調な進行を保証するべきだ。しかし中国の指導部は、中国が提携先の内政に干渉しているという印象を避けようとしている」と指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月14日

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