先の田中部長は「当社は中国に20000種類以上の製品を中国に供給できる。注文は1アイテム10個から。製品の入れ替えも極めて早い」と自信をみせる。一方で中国側は「そんなことはとてもできない」(広東省のギフト店責任者)。「中国企業にそんなに優れた販売能力はない。製品の入れ替えなども急にはできない。輸出企業が内販に転換するのはなおのこと難しい」という。
ある市場関係者は、「中国のこれまでのコスト競争力の優位性が望めなくなり、新しい競争力が備わっていない時期、日本企業はいろいろな方法でコスト削減に取り組み、自社製品の設計や品質、販売の優位性を維持している。今後の市場競争をいかに勝ち抜くための多くの知恵が必要とされている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月3日