さらに「今回の応札書類の作成チームは、私のこれまでの仕事の中で最大規模。中国国内200人とメキシコ200人の体制で、2013年9月からの同プロジェクトの動向をキャッチしていた。メキシコの要求を満たすため、当社はグループ内の設計院やエンジニア局などのあらゆるリソースを直ちに集め、中国南車などのパートナーとも密接に連携をとった。そして最終的に長年にわたる高速鉄道建設の実績がある当社コンソーシアムが、プロジェクトの目的を読み取り、唯一、期限までに応札できた」と語った。
列車制御システムなどのコア技術はすべて中国高速鉄道仕様
今回のプロジェクトの契約金額は44億ドル。同コンソーシアムはその設計、施工、設備製造、取付・設定から運営維持技術のサービス期間まで請け負う。高速車輌、列車制御システム、通信技術、ポイントシステムなどのコア技術はすべて中国の高速鉄道のセット技術であり、名実ともに中国の高速鉄道の海外進出といえる。