衆議院選が激戦を繰り広げている。政治家は街頭に姿を現し、自らの成績とマニフェストをPRし、票集めに勤しんでいる。同時に、アベノミクスが最大の争点になっている。
安倍晋三首相は12月6日、兵庫県姫路市の街頭演説で、「平均賃金の2%増は、この15年間でなかったことだ。ボーナス7%増は、この24年間でなかったことだ」と述べた。安倍首相は演説で常にこれらのデータを強調し、デフレ脱却のラストチャンスを諦めることはできない、アベノミクスの他に活路はないと称している。
麻生太郎財務相は同日、長野県松本市の街頭演説で、「この2年で株価は1万7000円まで上がった。円安にも振れた。その結果として企業は大量の利益を出している。出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」 と発言した。