12月15日の株式市場で高速鉄道インフラ関連株が急騰した。中国中鉄や中鉄二局、中国交建などの株価が軒並みストップ高となった。同日、李克強総理がロシアのメドヴェージェフ大統領との間で、すでに調印済みの高速鉄道建設覚書を実施していくことを明らかにしたためだ。
あるアナリストは、『一帯一路(陸と海のシルクロード)』が今回の李総理の中央アジアから東南アジアまでの歴訪における重要議題になっていると指摘。これによって中国の関連企業の海外進出に一段と加速し、国際プロジェクトを請け負う企業の輸出が急増、さらに鉄道、港湾などの輸送設備やハイテク機器メーカーが大きな恩恵を受けると予測する。
李総理の今回の訪問先は、中央アジア(カザフスタン)、中・東欧(セルビア)、東南アジア(タイ)の3カ国。12月14日から20日までの予定で、各国で『一帯一路』をアピールする。