数字で振り返る汚染対策実績
北京市の2013年の二酸化硫黄、窒素酸化物、化学的酸素要求量、アンモニア態窒素の4種類の汚染物の排放量は、2010年に比べてそれぞれ16.6%、15.9%、10.9%、10.3%の削減を実現し、「十二五」(第12次5カ年計画、2011-2015)の排出削減目標を2年前倒しで達成した。「十二五」の5カ年指標を2年前倒しで実現した地区は北京だけだった。
北京は現在、直轄市の中で汚染物の排出量が最も少ない都市となっている。環境保護部の算定によると、2013年の北京市の二酸化硫黄の排出量は上海市と天津市のわずか4割、窒素酸化物の排出量も両市の約半分にとどまっている。
2014年3月1日には「北京市大気汚染防治条例」が施行され、全市の環境保護系統で立案・処理された環境分野の違法行為は2921件、基準を逸した自動車は1万3640台にのぼり、罰金は1億565.61万元に達した。