それから、先ほどの金利引き下げの効果を見守る必要がある。中央銀行の上述した報告書が明らかにしたデータによると、2014年年末の企業の貸出金利は年初と比べやや低下した。先ほどの金利引き下げから日が浅く、貸出金利の引き下げが金融機関の資金調達コスト、2015年年初の金融機関による金利再調整、貸出のリスクプレミアムといった各方面から影響を受けることを鑑みると、政策の執行による効果をさらに見守る必要がある。通常、金融政策の効果が現れるのは半年後となる。また金利引き下げが国内外の利差を縮小し、資本流出がさらに拡大する可能性があることを考えると、短期間内に再び金利が引き下げられる可能性は低い。
「中国証券報」より2015年2月13日