<未来の種まき>
■世界にまかれる通信人才の種と友情の種
2015年は、華為の英国進出から14年目、「未来の種まき」プロジェクトの始動から5年目となる。同プロジェクトは現在、18カ国の欧州の国を覆い、400人を超える欧州の若者が参加してきた。
「華為で中国について学んだすべてを一言で語るのは難しい。私は研修活動を通じて、中国を知り、中国人に会い、中国の輝かしい文化と悠久の歴史とを学ぶ機会を得た」。2014年の「未来の種まき」研修プロジェクトを終えた英ケンブリッジ大学の学生はそう語る。
華為ポーランド駐在員事務所のPR担当によると、華為の北東欧本部とポーランド駐在員事務所の500人余りの職員のうちポーランド人の割合は70%を超える。2011年からは毎年、優秀なポーランドの大学生10人を選出し、中国に2週間派遣して交流・学習を行っている。彼らはいずれも帰国後、中国文化と中国の成果への感動をほかの人々に伝えようとする。
ナイジェリア首都のアブジャには、華為の西アフリカの技術サービス研修センターがある。2006年に完成したこの研修センターではすでに5千人余りのエンジニアを現地に養成し、技術移転によって現地に幸福をもたらすとの華為の約束を果たしている。2014年、ナイジェリアの電信の発展に対する華為の貢献を表彰するため、ナイジェリアのメディアは共同で華為に「10年最優秀科学技術サポート賞」を与えた。
華為のナイジェリア市場の開拓は、ナイジェリア通信技術省のオモボラ・ジョンソン大臣の賞賛も受けている。「研修プロジェクトの協力パートナーを探していた政府が最初に思いついたのが華為だった。同社は現地に根を張り、現地の政府と産業とともに成長している」