<理解を深める>
■華為を通じて広まる中国への認識
華為ポーランド駐在員事務所のPR担当者は、華為のポーランドでの求人広告が特に印象に残っている。「ポーランドに根付き、ともに飛翔する」。この約束を華為はポーランドで果たしている。同担当者によると、華為ポーランド事務所はこれまで長年にわたって、ポーランドの児童福祉院3カ所を支援し、連絡を取ってきた。資金援助よりもさらに大切と考えられるのは、同社の中国人の従業員が子どもたちに限りない愛を注ぎ、遠くの国から来た真心をポーランド社会に感じさせることだ。
これらの児童福祉院は首都のワルシャワから遠いが、毎年夏になると、子どもたちが会社のゲストとして招かれる。中国のおじさんやおばさんはこれに備えてたくさん準備をして、中国文化の紹介をしてくれるだけでなく、漢字の書き方まで教えてくれる。
ブランド戦略策定のコンサルタント会社「インターブランド」は調査で、世界のトップ100ブランドのうち、華為を94位にランクインさせている。英BBCの報道によると、米国のアップルやグーグル、コカ・コーラ、IBM、マイクロソフトなどの世界の有名ブランドと並んで中国ブランドが世界トップ100ブランドに選ばれたのはこれが初めて。
米誌「ビジネスウィーク」は華為をこう形容している「もしも華為がなかったら、シベリアの住民は電波を受信することができないだろう。アフリカのキリマンジャロ火山の登山客も助けを呼ぶことができないだろう。標高8千メートルを超えるヒマラヤ山脈チョモランマでも、零下40度に達する北極や南極でも、華為の足跡を見つけることができる」
華為は、「中国製造」(メイド・イン・チャイナ)を「中国設計」に変え、「模倣者」を「革新者」に変え、中国文化を世界に伝えようという目標を掲げている。華為公司の代表プロジェクト「未来の種まき」はこの遠大な目標を助け、中華文明とともに飛び立つ翼を華為に備えることになるだろう。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月3日