中国交通銀行の連平チーフエコノミストは、「当面の経済の下方圧力の大きさを考慮するだけでなく、中・長期的にみれば、ネットバンキングと最近の株式市場の好調さにより預金の一部がそちらに流れており、今後は預金の口座数と預金残高の伸びがある程度鈍化することが予想される。よって今のタイミングで預金準備率を引き下げることには十分な必要性があるといえる。大まかに計算すると、今回の準備率引き下げで1兆1千億元から1兆5千億元の資金が市場に出回ることになる」と指摘する。
▽政策の意図はどこに?
専門家によると、人民銀は今回、預金準備率の引き下げをうち出しており、準備率引き下げは適切な時期に金利引き下げへと「バトンをつなぐ」見込みだ。通貨政策ツールを組み合わせて利用することで、企業の資金調達のコストの高さや困難さが効果的に緩和されるという。
連氏は、「昨年から2回の金利引き下げが行われ、資金調達コストは低下し、貸出金利も引き下げられた。預金準備率を引き下げて金利引き下げの効果がよりよく発揮されるようにする必要があった」と分析する。
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