「千元スマホ」と呼ばれる1000元前後のスマートフォンが従来の低価格帯スマートフォンのイメージを変えつつある。指紋認証、メタルフレーム、高画質カメラなどの機能が加わったハイスペックの「千元スマホ」が相次いで発売され、中国製スマホが市場を席巻している。
スマートフォン業界は一般的に価格で市場を分類し、1000元以下はローエンドモデル、1000~3000元はミドルレンジモデル、3000元以上はハイエンドモデル市場とされている。賽迪顧問股フェン有限公司インターネット産業研究センターの門長暉アナリストは「経済日報」の記者に対して、昨年の販売台数を見ると、1000元以下の低価格帯スマホが引き続き主流となっており、中国携帯市場でのシェアは60%近くに達したと指摘。1000~2000元の中低価格帯モデルがそれに続き、3000~4000元のブランドスマホが販売台数最下位だったという。