同氏はまた、「現在、ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道はインドネシアにとって2つの難題を抱えている。日本の提案にせよ中国の提案にせよ、インドネシアにとっては巨大な投資だ。2大「金主」を前にしていかにバランスを取るかがインドネシア政府に問われている。もし両者が半分ずつ受注することになれば、全体のコストを押し上げる可能性がある。また、このようなビッグプロジェクトへの投資は、単なるコスト的な問題だけでなく、政党利益や国家利益もからむ複雑な問題となっている」と付け加える。
2億5千万人の人口と1.7万の島嶼で構成されるインドネシアにとってその意義は高い。高速鉄道ネットワークの発達は発展の大きな機会となるからだ。競争を繰り広げる中日両国にとっては、巨大な市場と利益にいかにうまく食い込むかがカギとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月30日