また中国全体の動きを見てみると、2012年以降、中国の製造業に対するFDIの割合は大きく低下し、サービス業に対するFDIが大きく増加している。2014年に中国に対するFDIの中心は製造業からサービス業に大きく変化した。これは中国の経済構造調整の方向性と一致するものである。今年の1~8月までの中国サービス業向けFDIの伸びは20.1%増と全体を10.9ポイント上回っている。その全体に占める割合も60.9%に達している。
世界の投資家にとって、経済社会が発展し国民所得も増え続ける中国は、もはや世界の産業チェーンの一部などではなく、世界で最も大きく、かつ安定、持続可能なマーケットである。今後の投資潜在力は依然として大きく、大規模な外資撤退が起こるはずはないのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月18日