第3次安倍改造内閣が8日、本格始動した。新内閣は経済発展を再優先し、アップグレード版「アベノミクス」を推進する。これらの政策には、「新3本の矢」、2020年頃までに国内総生産(GDP)を600兆円にするという目標が含まれる。
◆経済最優先
新内閣は、「強い経済」「子育て支援」「社会保障」を新たな「3本の矢」と位置づけ、「1億総活躍社会」を目指す。新3本の矢は、高齢化や労働力の不足といった、長年に渡る構造問題の解消を目指す。
中国社会科学院日本研究所外交研究室室長の呂耀東氏は、「安倍首相は再び経済発展に重心を置いた。これは安保関連法案に対する国民の反感をそらし、日本国内の国民生活に注目を集めるためだ」と分析した。